🍁楓浜diary🍁

アドベンチャーワールド楓浜🐼の成長を吹き出しイラストで綴るblog

今日の楓浜(0日齢 2020/11/22) ☆

〈パンダの赤ちゃん誕生!〉☆

SMILE BIRTH PROJECT 命のバトンを、希望のバトンへ。 - YouTube

↑最初~3分くらいまでが、出産当日の様子。

 

出産間近、鳴きながら歩きまわる良浜(らうちゃん)。破水したらしく、水分(羊水かな?)が出てきて、しっぽのその辺りを舐めたり、陣痛に耐え、檻を手、歯でガリガリかいていて、とても苦しそう。

産みのくるしみ

悲痛にも聞こえる鳴き声が出たあと、四つん這いの体勢になり、お腹に力を入れて踏ん張ってる状態だそう。お腹~下の辺りが動いてます。

そして出産。2020年11月22日AM11:50にジャイアントパンダの赤ちゃん(後に楓浜と命名)が誕生‼️

はじめまして!

元気に鳴いて動き回る赤ちゃん。らうちゃんはすぐに赤ちゃんの方を確認し、くわえて胸に抱え、舐めてあげてます。その時、らうちゃんが鳴いているのは、どういう気持ちなのかな、と思います。

がんばりや

「ア!ア!」という鳴き声とともに赤ちゃんがらうちゃんの胸をあがろうとしてる姿がチラチラ。早速授乳に向かっているのかも。

スタッフさん達はらうちゃんのすぐそばで待機して赤ちゃんを預かるタイミングを見てます。でもなかなか来ないよう。

その後、赤ちゃんを預かり体重測定。保育器の中に移ると、鳴きながら動きまくるとっっても元気な赤ちゃんです。

 

〈記者会見から〉

【パンダの赤ちゃん誕生!】記者会見 2020年11月22日 - YouTube 

自分の感想(…)を少し挟みつつ、一部引用させてもらいます。

 

この日生まれた赤ちゃん(楓浜)はアドベンチャーワールドで生まれた17頭目ジャイアントパンダだそう。中国人スタッフの方が来日中できない中、パーク内の日本人スタッフのみで出産に立ち会い。

・6月、永明さんと良浜(らうちゃん)が自然交配。

・ずっと待っていたが、10月下旬に良浜に妊娠の兆候(採食量が減る、睡眠時間が長くなる、など)が出てきたので展示を中止して飼育管理

…「そして本日、一頭のオスの赤ちゃんを産みました」と会見で仰ってますけど、後にメスとわかる楓ちゃんです(笑)

妊娠期間は5ヶ月ちょっとくらいなんですねぇ。産まれるひと月前までは妊娠しているかかはわからないという。園長さんが「パンダは生まれるまで妊娠が分かりにくい動物」と仰ってたのが納得。

 

・「前回(彩浜が誕生したとき)は非常に弱々しくてこのような形で報告できなかったんですけど、今回の赤ちゃんは非常~に元気でして、良浜もしっかり抱いていないと、赤ちゃんがどっかに行っちゃうくらいの元気な男の子の赤ちゃんでした」

…やはり楓ちゃんの元気さは凄いらしい(笑)

 

・体重157g、全長20.5cm。パンダの中でも通常の大きさ

・高齢で交配できるか懸念されてた永明さん、20歳のらうちゃん、ともに日頃の飼育管理を飼育スタッフの方達がしっかりしてくれたお陰で無事に交配。他にも、中国成都ジャイアントパンダ基地の方々には随時オンラインで質問しながら、無事に出産に至ったとのこと。

…こういったお話を聞くと、本当にスタッフの方達の力が大きかったのだなぁと思います。

 

・産むと、すぐに子供の存在をしっかり確認。赤ちゃんなので未熟な上体だか非常によく動く、特に上半身。お母さんはしっかり抱っこしてないと、ぽろっとこぼれるくらいなので体全体で、体を丸めて赤ちゃんを保護するような状態。

良浜が最初に出産したときは赤ちゃんを見るだけ(数分みていた)で何がでてきたかわからない、戸惑っているような状態だった。スタッフの方達はハラハラドキドキしながら、抱っこするのを待ったような状態だった。さすがに今はベテランなのでうまれてすぐ抱っこして子供の世話をするので安心感、安定感がある

・今回赤ちゃんがとても元気なので良浜がしっかりと抱き、なかなかその姿が見えず。良浜が落ち着いたときに赤ちゃんの状態をチェックしようとスタッフの方は思っていたものの、なかなか預けてくれなかった。

 

・やっと預かることができた赤ちゃん。スタッフの方々は・便の状態・へその緒を切る・体の大きさを測る、をするのにスムーズにはさせてもらえないくらい赤ちゃんが元気。

・赤ちゃんを預かり色々確認したので良浜に戻す。この頃になると良浜も落ち着いてる。完全に授乳を確認はできてないが、お母さんや子供の状態を見るとおそらくミルクを飲んでいるのではないか、と。この先親子をしっかりみていくことでわかってくる。

・生まれたところがゴールでなくて、これから無事に育て上げる、そこが重要。

・出産の兆候は毎回似たような兆候は出る。出るタイミングが微妙に違う。出産が近づいてくると、良浜が少しイライラした様子で歩き回ったり、立ち上がって苦しいのを紛らすためか、壁をひっかいたりする。その行動を19日頃に確認していたので、19日から24時間つきっきりでの観察を始めた。出産当日には破水があり、準備万端に迎えることができた。

・双子、三つ子の可能性は、1頭目がうまれて6時間以上経った今だと、その可能性は低いがゼロではないのでいつでも生まれてきていい準備はしている。

・中国からは出産時の室温など細かい数値など意見をもらい、他にも意見交換している。

・動物の命はそう簡単にはいかないものなので、今までの経験は参考にはするが謙虚な気持ちで向かっていきたい。

・中国の方がいらっしゃらないのは今までにないところ。そこは私たちの最大限の力を発揮するチャンスだと思ってるので、決してネガティブなだけには考えていない。者

・赤ちゃんは、ひとつの目安として、一週間無事に乗り越えてくれれば。その前の段階としてしっかり授乳を確認すること。生まれてなるべく早い時間に母乳をもらうことでそこから免疫を得たりするので、そこをしっかり確認。一週間授乳が続いて他のパンダと同じような体重の伸びをしてくれれば、完全にではないが、ある程度安心。

・永明と良浜の相性の良さ、永明の繁殖能力の素晴らしさが、アドベンチャーワールドで安定的に生まれる子供の多さの要因かと。スタッフみんな命にたいして前向きにしっかり向き合ってくれてるのと、通常の飼育管理、若くない親なのでいかに健康に育てるか、日頃の飼育スタッフの努力、餌の準備、日頃の観察が重要と思っている。

・出産にあたって飼育の人数が少し増員された。(チーム内で)少しずつ親子に関わるメンバーを増やしていければ。ここのところ、2年に1回という貴重な機会なのでパンダのチームスタッフもできるだけ成長機会として関わっていってほしいと思っている。

 

とのこと。ふうちゃんがうまれるまで、スタッフさんたちによる日頃の体調管理、永明さん良浜(らうちゃん)自身が元気でいてくれたこと、生まれるまで、生まれてからのサポート、らうちゃんの献身的な子育て、赤ちゃん自身の生命力など、いろんなことのお陰で今回の出産になり、ほんとに簡単なことではないことがわかります。

この時の赤ちゃん、楓ちゃんがひとり立ちした現在から振り返っても、物凄く嬉しい日でした。

 

Instagramより〉☆

今日のパンダの赤ちゃんの様子☆

①枚目 はじめまして、の赤ちゃん。元気に鳴いているのかもしれない姿。

②らうちゃんの胸の上の赤ちゃん。しっぽが丸々とピンク色なのがわかります。しっぽは水分を蓄えているから、太くつやつやなのだそう。

 

楓メモ🍁 誕生時157g,全長20.5㎝。
めちゃくちゃ元気。この時~しばらくの間、男の子と間違われている(笑)

 

気になる知りたいこと 生まれた赤ちゃんを初めて抱えた時のらうちゃんの気持ち予想
一見みあたらないへその緒はどこに?