「NIGHT ZOO」①楓浜スルーする (2022/8/13)

8/14に4歳になった彩ちゃんこと彩浜🌈✨この日の前日、NHK-BSで「NIGHT ZOO」という90分間アドベンチャーワールドから生中継という番組がありました。

番組のゲスト、パンダ大好きな遠藤憲一さん(以下エンケンさんと書かせてもらいます)は、神戸のタンタンさんと上野動物園のみんなのことはお話されてるのは読んだことがあったものの、やっぱりアドベンチャーワールドは初めてとのこと。

パンダラブに入ると、正面に桃ちゃんがお休み中😌💤エンケンさんご自身で予習されてきたのか、桜ちゃんと双子なこともご存知だとか。どうも桃ちゃんの出演は予定外❓️だったのかな？(Kazusanさん動画より)

そのお隣のふうちゃんの前に来ると、起きて竹を食べているので、突然ふうちゃんを呼ぶエンケンさん(笑)

呼ばれても反応しましぇん

ふうちゃんはまったくの無反応で竹に夢中です(笑)エンケンさんは二度呼ぶ合間に「声かけていいのかな？」と小さく仰ってたので、多少気にしながら呼んでらしたみたい。

「YouTubeで見たことあるんだけど飼育員さんにじゃれたりとか、遊び方かわいくて人気あるんじゃないかなー」とYouTubeでご覧になってることも判明✨

ここで桃ちゃんが起きたので、「とーひーん！」と呼ぶエンケンさん、無反応でもう一度眠りにつきそうな桃ちゃんでした(笑)

大阪高島屋さんのインスタライブ内で、飼育スタッフ中谷さんが、「自分の名前は認識していないかもしれないが、飼育スタッフの声は認識している」とお話されてて、ふうちゃんの様子を見ていると、エンケンさんの声は聞きなれない声なので反応せず、かつ自分の名前を呼ばれていると認識していない、ということかなぁと思ったので、セリフを変えて、新しいバージョン作ってみました。こちらです↓

こっちかも⁉️

そして飼育スタッフの中谷さん登場。パンダラブにガラスがない理由はパンダ達と同じ空気を味わえたり、よく耳を澄ますと竹を食べる音も聞こえて、パンダ達を間近で身近に感じていだける施設になっている、とのこと。

冷たくなる岩(名前忘れました💦)も中に冷たい空気が通っていて、空気中の水分を氷結できるようになっているのだそう。

〈飼育スタッフの方が呼ぶから反応してくれる⁉️〉

長崎バイオパークさんのインスタライブを見ていたら、ちょうどこのことに近いことをバイオパークの春岡さん(動物の飼育とSNS発信などされてる方)がお話しされてたので引用させていただきます。その配信はこちら。配信時間残り44:25秒頃からそのお話。

「飼育員て動物を扱えてるような感じがするじゃないですか、呼んだら来てる、みたいな。言うことをきいてるように見えてるかもしれないんですけど、カピバラに合わせてるっていう感じですよ、飼育員が。(この時はカピバラさんを撫でながらの配信)こっち来る判断もできるよな、って時に呼ぶ、みたいな。まあ、本当に呼んで来てるのかもしれないですけど、それは動物にしかちょっとわからないので。飼育員がそういうのを扱えてるように見えるのは、日頃から動物を観察していて、どういう動きをするかっていうのがだんだんわかってきてるから、制御できてるように見えるみたいな。タイミング合わせてるんですよね」

動物の種類にもよるかもしれないけど、すごく納得がいくお話だなぁと思います。遠藤憲一さん(例えに出させていただいて申し訳ないですが😂)や、私達観客のようにいくら好きでも、いくら頻繁に見に行ったり動画などで見ていても、飼育スタッフの方が日々触れている、観察している時間に比べたら何十分の１、それかもっと少ないでしょうし、こういう「タイミング」もわからない。なので「こちらの都合で呼ぶ」ことしかできないんだなぁ、と思います。

他にも、春岡さんのインタビュー記事が素敵だったのでもしよければ→こちら

お休みの日にもバイオパークに来て写真を撮ったりしているというお話があって、アドベンチャーワールドでも同じように飼育スタッフの方がお休みの日に来られてたので、その理由がなるほどー！と思ったので興味あるかたはぜひ読んでみてください♪

〈楓浜の１日〉

ここでふうちゃんがどんな1日を過ごしているかの密着VTR。

開演前9:30 食べる時間🎋スタッフの方が竹を準備したあとやってきたふうちゃんは、お隣の部屋との境、小高くなっているところで食事。あの場所には座ったときにちょうど足を置くのにいい高さの岩があるのを初めて知りました。だから食べやすい場所なのかも。

10:05 食べる時間🎋遊具の間で足をもぞもぞ。うまいこと上に乗れない？ので反対から登って櫓の上でお食事。次は小高いところで食事。

10:45 寝る時間💤櫓でお昼寝。うつ伏せに寝たりお顔が見れたりかわいい寝顔。

12:45くらい？2時間お昼寝後に起きたふうちゃん、おしりを手でカイカイ中、いつのまにか櫓の端に来ていて落下💦かなりの衝撃だけど大丈夫だったそう😹

13:30落ち着かない様子のあとはバックヤードへ帰るとおりんごをもらい、

2時間半かけて食事🎋そしてお昼寝💤

16:30 食べて寝る時間🎋💤運動場へ。食べ終わると櫓の上からうんちを落としたあとはお昼寝。

18:45 おりんごの誘導でバックヤードへ。

ここまでが昼間の行動で、夜の行動も円グラフで見せてくれました。

19:00～22:00の間に食事×1🎋寝る×1💤

22:00～2:00 食事×2🎋🎋の間に少しの時間、運動×1

2:00～7:00 寝る💤

円グラフではないのでわかりにくいかもですが、一日のほとんどを食べる寝るというとてもパンダさんらしい毎日を過ごしてるふうちゃんでした😂

エンケンさんになんでこんなに食べるのかと聞かれて、中谷さん答えてらっしゃいましたけど、食べた20%しか栄養として吸収されないから自然の行動なんだってことがもうちょっと周知されたらいいなと思います💦

〈サファリワールド🦒〉

ラクダさんやシマウマさん発見。柵がないけれど出てこないのは、自ら危険をおかしてまで出てくる必要がないから、とのこと。

キリンさんの1日の睡眠は、短い時間を何度か取るのだそう。たぶんオス？のキリンさんは20歳で人間でいうと70歳くらいとのこと。このキリンさん、好きで何度か見に行ったことがらあるんですが、高齢なキリンさんな気はしていたけど、やはりそうなんだなぁと。大根の絞りかすで作ったペレットがおやつで好物。伸ばしてくれる舌の上に乗せるのだそう。舌は葉っぱを取るためにザラザラ。

〈再びパンダラブ中継〉

それぞれ寝たいタイミングで寝てほしいし食べたいタイミングで食べてほしいので、パンダ同士一緒の行動を同時に取るということはないそう。

「夜でも声の大きさを小さくしたほうがいいのか」、という質問に「パンダは元々音に敏感な動物ですので」にたいして「すいません、さっき呼び掛けちゃって」とエンケンさん仰ってました😌

〈ブリーディングセンターへ〉

屋内右の部屋の遊具の上で、ガラスの方にお尻を向けてお休み中のらうちゃん。「おっきなお尻ですね～」とゲストの長濱ねるさんに言われてました(笑)長濱さんが初めて見たパンダはこの時のらうちゃんだったそうですし、しかも後ろ向き(笑)見えているところをコメントすると、お尻しかないよなぁ、という😂

ここで副園長の中尾さん登場。らうちゃんがたくさん出産ができたのは、「健康でほとんど病気をしたことがない、永明との相性がとても良いから」。

起きて竹を食べ始めたらうちゃん。常時複数の竹、良い状態、好みの竹を準備して与えているとのこと。

ここで竹が搬入されるVTRが流れ、この日は350キロ搬入されたものの、その量だと7頭の2日ぶんにもならないとか。汚れや臭いを落とすための竹の水洗いの仕方を見てると、ちゃんと細かいところまで落ちるように水をかけてらっしゃるので、ほんとに大変な作業💦

美味しそうな葉がたくさんついてるものは永明さん用にあらかじめ分別。

洗った竹は鮮度を保つために冷蔵庫保管。そのなかで1時間ごとに乾燥を防ぐためにミストがけ。

永明さんが食べやすいように固い竹を縦に割ったものの、好みではなかったようで小窓からもらい直し、割っておいたものは食べなかった永明さんでした(笑)

永明さんがグルメなことはエンケンさんも前から知っていて「食べないのは具合がわるいからではなく、グルメだからだ、とわかったのは？」との質問に中尾さん「若い頃によくお腹を壊してたので永明が好きな竹を選んであげていた。美味しいものに味をしめると、違うものをあげると『これではない』となり、体調を心配して美味しい竹を準備したのが事実。私たちが甘やかせすぎたのかも(笑)」とお話しされてました(笑)

〈楓浜成長の様子〉

ふうちゃんが生まれてから今までの成長の様子がダイジェストで流れました。中谷さんは「好奇心旺盛で(たぶんらうちゃんに)すぐじゃれついて遊んでいた」とふうちゃんの性格のことをお話されてました。

親子一緒でふうちゃんだけ一人で帰るようになったときに、飼育員さんに抱っこされて帰る様子が流れ、抱っこするのも「ギリギリの大きさ」だったそう。噛んでくるのも甘がみでなく、結構本気で噛んでくるのだとか💦

エンケンさん「飼育員さんと遊んだこととか忘れないのかな、オトナになったときに」に対して中谷さん「私達というよりもお母さんの良浜がしっかり楓浜と接する中で、ほかのパンダとの接し方を(学ぶ)、野生でも母親と過ごす時間以外は次の恋の季節なので、お母さんからいろんなことを学んでいる」と。

…こういう質問の時にたしか中谷さんが答えてらっしゃるのを別の時にも見たことがあった気がするんですが、その時もこのように「飼育員ではなく母親」という感じでお答えになっていたと思います。それが一番重要なことだと思いますけど、飼育員さんたちのことも記憶、感情に残っているのではないかなぁと、ふうちゃんのお姉ちゃん達を見ているとそんな気がしますけど、どうなのか気になります。

ひとり立ちの時期は「お母さんと子供の様子を見ながらその時期を慎重に決めた」そう。ひとり立ちをしてからのふうちゃんの変化は、「竹を食べる時間がとても長くなった。母乳→竹をたくさん食べて成長するように身体が変わってきているので、1日のたくさんの時間を竹を食べることに費やしている」とのこと。

親子がお互い思い出して会いたくなることは？の質問に中谷さん「離れてすぐの頃はお互いがお互いを探すような仕草が見られたんですけど、今回の場合はすぐお互い落ち着きまして、楓浜であればパンダラブでの生活を充実させられるようにサポートしていきました」ということでした。

中谷さんが苦労したこと、思い出に残っていることは「永明の竹選び」ここでも一番に上がるくらい、大変なことなんでしょうね💦

〈パンダ飼育繁殖のきっかけのペンギンさん🐧とホクトくん🐆〉

サファリワールドでのヒマラヤタールの寝る場所が天敵に襲われないためのとんでもない崖だったり、その後はジャイアントパンダを繁殖飼育するきっかけになったコウテイペンギンの繁殖研究についてのお話でしたが(飼育する人間を親と思わないようにペンギンに似せた頭や手をつけたりすることなど)、生息地南極の光景とそのペンギンの多さ…当たり前でしょうけど、これらを見ると、飼育下と野生では規模がまったく違う💧ペンギンさんについては調べたことがないけれど、そういった生息地が少なくなってきてるから飼育、繁殖ということになってるんでしょうかね。

ライオンフーディングでは餌を通す筒から🦁さんの手元口元が見えて、参加してみたい

そして去年生まれたチーターのホクト君のこと。お母さんの母乳がなぜか上手くでなかったので人工保育へ切り替え、飼育スタッフの方が本来母親がする毛繕いの再現や、🐼ふうちゃんと同じように排泄サポートなどしていったそう。人工保育で育った子自身が繁殖行動にいたるまではなかなか難しいので、人に慣れさせすぎないように飼育するのが難しかった、とのことでした。ホクト君も、その機会がいずれやってくるのかなぁ、と思います。

その②彩ちゃん編へつづきます。