飼育スタッフの吉田さんが出演されたこの番組。ふうちゃんのひとり立ちについての裏側も、バックヤードでのふだんのみんな🐼の様子もよくわかった時間でした。
番組の予告編はこちら→ Twitter、Instagram(同じ内容)
普段の飼育スタッフの方のお仕事の様子が流れて、その中でも印象に残るのは永明さん。用意した竹をたべないので吉田さんがおりんごと別の竹を用意。やっと、たべてくれたのを見て安心する吉田さん。日頃のご苦労がわかるというか💦
バックヤードでの歯のチェックの様子や、みんな🐼と接する姿も普段は目にすることのない光景でした。
吉田さん自身については、小さいころからパンダが好きでその頃からのぬいぐるみを今も大事にされてること、中国人スタッフの方々と直接話ができたら、と思って休日は中国語を習っているそう。そんな姿が他のスタッフの方には「行動力がある」と見えていて、パンダが好きなだけでなく思うことを形にされているのだなぁという感じでした。
後半はふうちゃんのひとり立ちについて。頼りにしているのはやはり過去の日誌(日報)。今回のひとり立ちの日にちや他にも決めることがたくさんあり、そういうときに役立ててるみたいです。
ふうちゃんのひとり立ち(お引っ越し)当日。飼育スタッフの方がお外にいるふうちゃんを探すと逃げたらしく(笑)実際スタッフの方が外に出てふうちゃんに向かうと逃げはしないものの、つかまれられるのを待ち構えている感じというか(笑)
そしてふうちゃんを後ろから持ち上げると万歳の格好でゆらゆら連れてこられたふうちゃん。まだギリギリ抱えられるからだの大きさだったこの頃。
檻の中に入ると、もうラブへ移動です。
この時が本当にブリーディングセンターでの最後だったとしたなら、この瞬間が親子が最後にすれ違った一瞬。ふうちゃんもらうちゃんもお互いのことを気づかない。そんな様子を飼育員さんだけはしっかり見ていました。
らうちゃんは竹に夢中で、切ないけどなんだか笑ってしまうような、そんな一瞬。
これから過ごすパンダラブに到着したふうちゃん。吉田さんがふうちゃんに声をかけ、手のひらを指でさわると、ふうちゃんも握り返します。「がんばったよ」と言っているのかな。
「あとは竹をたべてくれたら嬉しいです」と言っていた吉田さん。ふうちゃんは竹を差し出されても、もぞもぞと「こんなん、こんなん…いらんでしゅ」というような動きをしながら竹からは顔を背けます。事情を察したふうちゃんのショックと、唯一できる抵抗をあらわしてるのかな、と。この様子をみた吉田さんも苦しそうな表情をされていて、一番近くでみんなのことを見る飼育スタッフのかたたちは、日々いろんな思いをする、そんなことが少しですがわかった気がします。
この時のふうちゃん、ちゃんと吉田さんのお顔も見ていてらそれがInstagram の10枚目にありました。
ふうちゃんの目はなにかを訴えているような。「どうして?」とでも言っているような、そんな感じもします。
508日齢に続きます。